導入事例

まなびアシスト「サブスクリプション」コースを相鉄グループに導入。従業員のデジタルスキルの底上げを目指す

相鉄ビジネスサービス株式会社  2024.07.11
研修の対象 全階層   研修 まなびアシスト「サブスクリプション」コース

運輸業・流通業・不動産業・ホテル業など、多彩な事業を展開する相鉄グループ。2030年に向けた中期ビジョンにおいて、重点戦略の一つに「グループベースでの人材/DX /組織・経営管理の整備・強化」を掲げられています。今回は、弊社のeラーニング研修である、まなびアシスト「サブスクリプション」コースを導入いただいた、 人事給与担当 採用研修ユニットの熊倉麻奈美様、木村紫穂実様からお話を伺いました。(部署・役職はインタビュー当時)

目的 ・IT・DXに触れてこなかったことによる苦手意識を軽減したい
・従業員一人ひとりがDXの必要性を感じるきっかけを作りたい
内容 ・興味やタイミングに応じて視聴できるe-ラーニング研修を実施
・受講者の反応と満足度をアンケート調査
効果 ・自分の興味とタイミングに合わせて学びたいニーズがあることを確認
・現在の業務の効率・効果を高めるきっかけを示すことができた

導入に至った経緯

DXに特化した内容と臨機応変な対応が決め手に

ヒューマンアカデミーに初めてお話をうかがったのは、もう5~6年前になります。社内研修に関して定期的に情報やご提案をいただいていました。昨年の秋、「年間を通して、従業員が自発的に学べる環境を作れないか」という声が上がり、 どのような取り組みができるか検討していたところ、ヒューマンアカデミーからタイミングよくサブスクリプションのオンライン研修の提案をもらいました。今までITやDXに触れる機会が少なかった人にとっては、「DX=難しいもの」というイメージを抱くだろうと思います。でもその一方で、よく知らないから判断できないだけで、興味のあるジャンルだけでも情報に触れてみることで、DXに対する印象が変わるかもしれない、という期待がありました。
また、コスト面もリーズナブルで、さらに弊社の要望に合わせて臨機応変に対応してくれたことが、導入を決める後押しになりました。

研修前に抱えていた課題

従業員全体のDXに関する理解度を底上げしたい

相鉄グループはさまざまな事業を展開しており、DX化の取り組みは事業によってさまざまです。例えば、運輸業の「お客さまご案内システム」やホテル業の「多言語AIチャットボット」などは、お客様の喜びをよりスムーズに実現する目的があります。一方で、流通業の「自動発注システム」や「飲料補充ロボット」などは、従業員の勤務補助や質の向上につながるものです。
こうしたグループ・会社でのDX導入を進めるとともに、私たちが今後力を入れていきたいのが〈従業員一人ひとりのIT・DXリテラシーの向上〉です。身近なところでは、それぞれの従業員が基本的なパソコンスキル、Microsoft Officeスキル、Googleアプリケーションなどのビジネスツールを使いこなして業務プロセスの改善ができれば、一人ひとりの生産性が向上することによって、事業のさらなる加速も期待できます。また、デジタルネイティブ世代が入社してくる時代だからこそ、他の世代はこれまでの個々の経験に基づくやり方ではデジタルネイティブ世代とのギャップが生まれてくるでしょう。今からでも、I T・DXに対する従業員全体の感度や理解度を底上げすることが、グループの総合力を高めると考えています。

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研修の主な内容

世代や立場がさまざまな従業員が自分のペースで受講できた

200コース・1,200本以上の動画が学び放題ということで、このeラーニング研修がリスキリングの入り口になればという期待がありました。そこで、パソコンの基礎スキルを学んだり、Microsoft Office、Googleアプリケーションなどのビジネスツールの活用法が確認できたりと、ITスキルを初歩から身に付けられることをアピールしたところ、合計100名以上が受講を希望しました。
導入にあたって、若手~中堅層の希望者が多いのではないかと私たちは予想していましたが、ふたを開けてみると、課長、部長クラスの方も手を挙げてくれました。年代も30代から40代、50代が多く、様々な世代、立場の人が、日常の業務で接する機会が少ない分野、手を出さない分野について知ろうと動いてくれたことがうれしかったです。

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研修に対する満足度と今後の取り組み

半数以上からの「満足」回答を受け、学びの環境へのニーズを感じた

e-ラーニングに関するオンライン研修を、グループ全体に導入するのは今回が初めての試みでしたが、アンケートを通してたくさんの反響を得ることができました。「とても満足」「満足」という回答が多く、自分の興味とタイミングに合わせて学べる環境へのニーズがあることがわかりました。
個別のコメントのなかで、「安心して学べた」という声があったことも印象的です。集団型の研修は授業のスピードを個別に対応させることが難しいですし、対話が少し苦手な人も、オンライン型の研修なら周りを気にせず参加が可能です。
その他にも、「普段手を出さないようなジャンルにも気軽に挑戦することができた」「ひとつひとつの動画が短いため、スキマ時間に進めることができた」などのコメントがありました。期待通り、Microsoft Officeの講座や、Googleアプリケーションの講座に満足している受講生が多かった一方で、マネジメント系の講座を受講している方も多く見受けられました。ITスキルの獲得とともに、現在取り組んでいる業務、興味がある業務の可能性を広げるきっかけになれば、大きな効果があったと言えます。

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企業名 相鉄ビジネスサービス株式会社
公式サイト https://www.sotetsu.co.jp/sbs/
事業内容 相鉄グループのシェアードサービスセンターとして、グループ全体の業務効率の向上と課題解決の提案