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男性で育児休暇って、本当に取れるの?現代のイクメン事情

男性で育児休暇って、本当に取れるの?現代のイクメン事情

2010年に新語流行語大賞を受賞した「イクメン」。男性の育児休暇取得率を上げていこうと、厚生労働省も「イクメンプロジェクト」を立ち上げてバックアップしています。では現在、男性の育児休暇は取得しやすくなったのでしょうか。現代のイクメン事情をまとめてみました。

男性の育児休暇取得の希望と現実

2007年厚生労働省の40歳以下の正社員を対象に行った調査によると、763社の企業で回答した対象者の約3割が、育児休暇を取得したいと思っています。しかし、実際に育児休暇を取得した割合は、内閣府男女共同参画局の2013年の調査では、以下の図のように約2%、国家公務員でも3%弱といったところです。

[参考記事:内閣府男女共同参画局 男性の育児休業取得率の推移]

育児休暇を取得しようとするパートナーを持つママの声をご紹介します。

私の夫に関しても、もし子供ができたら「育児休は絶対取りたい」って言ってるけど、とれるかどうかも定かじゃないしなぁ…企業としても「育休とっていいよ!」と言ってても、それと取れるとはまた別の話になるんだもんなぁ…

現代のイクメンは、さまざまな不安を抱えながら育児休暇を取得しようとしているようです。

男性の育児休暇取得を妨げている原因は?

日本労働組合総連合会が2013年に行った調査では、男性の育児休暇取得を妨げているものとして、上位3つに次の理由が挙げられています。

1.仕事の代替要員がいない
2.(育休中は無休のため)経済的に負担となる
3.上司に理解がない

実際に育児休暇を取得したある男性は、パートナーの妊娠がわかった1年前からすでに社内へ育児休暇を取る旨を伝えて、自分が抜けても仕事が滞らないように計画的な準備を進めています。3位に挙がった上司の理解や会社のシステムについては、現代イクメンにとって育児休暇取得の際の大きなハードルです。

男性の育児休暇取得の展望

働きバチ世代から継承されたワークやライフへの意識は、おそらくなかなか変わるものではないでしょう。しかし、男性の育児休暇取得への理解をある程度もつ上司と、収入源や出世の道から外れるのではといった不安を乗り越えて、果敢に育児休暇を取得する男性社員がうまく組み合わさることもあります。このようなペアが、日本中のあちらこちらで、男性の育児休暇取得の実績を少しずつ積み重ね、周囲に理解を広げていくことでしょう。


日本の社会では、女性が育児をして当たり前、男性は「ライフ」よりも「ワーク」を優先して当たり前という風潮が、まだまだ根強く残っています。男性が育児休暇を取得するのが当たり前の社会では、男性・女性にかかわらず多様な生き方が認められるでしょう。多くの男性・女性が肩の力を抜いて、無理なくできることから育児を楽しむことで多様な働き方、生き方の広がりを見せていくのかも知れません。


[写真著作者:PublicDomainPictures]

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